11月23日(火・祝)文学フリマ東京『おはようエーテル』頒布予定

4年ぶりの文学フリマ、新刊つくりました。ぜひ伝説の誕生を見ててください。ブースは「セー14:ビブリオパンクの空想論」です。書肆侃侃房から本が出たかみしの(上篠翔)さんのブースですが、本を携え、僕も行きます。 入場無料ですので、初めての方もお…

ネットプリント『OVER ZONE』

5人の饗宴、短歌と詩のネットプリント このたび、素晴らしい仲間たちと素晴らしいネットプリントをつくりました。短歌と詩のネットプリント『OVER ZONE』です。 コロナ禍で行動の制限されるなか、すこしでも皆様に表現の息吹のようなものを感じていただけた…

勝利への初段階~~夕立のなかへ歩む男~~ エレファントカシマシ考

ボーカル宮本を擁する日本のバンド、エレファントカシマシは、現在を後期と捉えると、初期・中期・後期と、大きく音楽性を変化させてきたグループである。 初期の骨太のギター・ロック、中期のメロディアスなサウンド(ポニー・キャニオン時代以降)、そして…

twitter短歌2020

5月 「愛しい病」7首 「愛しい病」7首 きみはその素直な日々を愛してねさよならぼくの愛しい病 セーブ地点が見当たらなくて後戻りできなくなった雨樋の雨 花になる願ったときには遅すぎてローディング長すぎる午過ぎ 鮨詰めの喫煙所でいつも見る使い捨て…

散文詩「水と光を」

「水と光を」 生きていくんだ フリスビーを投げて 生きていくんだ おはようと言って 生きていくんだ 静まりかえった死者のあいだで 生きていくんだ こめかみに銃口を突きつけられて 生きていくんだ 凡庸だと罵られながら 生きていくんだ ベルマークを切り取…

『ノット救済エンド』発売記念!「インターネットの神様」全作品レビュー❀

小説や詩の合同誌『ノット救済エンド』が発刊されました。 僕は今回、そこに「リンゴ、それともパイナップル?」という中編小説を寄稿させていただいています。インターネット大倫理文学の第4集となる『ノット救済エンド』発売を記念して、第3集となる『イ…

『Fippant Segment』電子書籍化

表紙 旧世代の伝説の合同本『Flippant Segment』の電子書籍化(pdf版)がなされました。100部刷って完売になったこの本のデータの購入はbooth(https://yoruiroyozora.booth.pm/items/1832921)から行なうことができます。 この合同誌には才能あふれるゲスト…

小説&ラジオアップロード

最近ゲーム実況者のレトルトさんや牛沢さんにはまっています。 ガレキ牛の四人実況とかもむさぼるように見ています。小説は、久々に阿部和重を二本読み終わったところです。『デラックスエディション』と『プラスティックソウル』ですね。『プラスティックソ…

よるしのラジオ開始

かみしのさん(@KamisinOkkk)とだらだらしゃべるネットラジオを不定期にて開始しました。本とか映画とか普段の話とか適当にだらだらとしゃべっていますので、適当にだらだらと聞いていただければさいわいです。サムネイルはぱやちのさん(@_38miya_)が描い…

『超ポエトリー宣言』全作家紹介@インターネット文学フリマ

架空文学フリマが開催されました。そして今回われわれは、短歌と散文詩の合同誌『超ポエトリー宣言』を頒布しております。ぜひBoothからご購入下さい。 https://yoruiroyozora.booth.pm/items/1565133 未来派宣言、ダダ宣言、シュールレアリスム宣言に続く、…

第一回インターネット文学フリマ 冊子紹介『超ポエトリー宣言』

架空文学フリマが開催されております。そこで、短歌と散文詩の合同誌『超ポエトリー宣言』を頒布いたします。Boothのこちらのページ(https://yoruiroyozora.booth.pm/items/1565133)から購入できます。 今回、初めて寄稿していただく方が多く、僕のなかで…

クリムト、視点aの創出(豊田市美術館に行ってきた!)

「クリムト展」が行なわれてる、豊田市美術館に行きました。クリムト、見ごたえありましたね。たくさんの絵が見れて良かったです。特に「ベートーヴェン・フリーズ」もありましたし、充分満足な展示でした。 そこでの感想・考えたことを書こうと思います。題…

不在

いなくなる、という喪失 親しい言葉を掛け合った、愛情を注ぎ込んだひとが、そばにいなくなる喪失感 それにまだ慣れない ミルクにもソファにも死の影を見てしまう 抱き合って眠る女を横でその寝息を聞いていても 洗濯物の陰で一緒にタバコを吸った きみの口…

短歌の整理

短歌置き場です。徐々にまとめていこうかと思っています。 https://note.mu/yozora/m/m472012e226d4

Complicate / Simplify

ネットワーク技術が複雑になるたびに、ひとの思考は単純になる。ソーシャルネットワークサービスの発達によって、常に人々はほかの人々と隣接し、連帯し、感覚の記録を共有している。電子の回路に乗せてひとは話し相手を探し、愚痴を漏らし、プレゼンをし、…

可能世界系とリゾーム系に関しての覚書

セカイ系(と呼ばれる物語構造の一潮流、以下セカイ系と便宜的に記す)とヌーヴォロマン(と呼ばれる物語構造の一潮流、以下ヌーヴォロマンと便宜的に記す)について思いついた概略を書いておく。発想の発端は、いまアーヴィン・ウェルシュの「マラボゥスト…

"Rock And Roll" ( The Velvet Underground)和訳

ヴェルヴェットのアルバム「Loaded」を中古で買いましたので、感極まり、なんとなく和訳してしまった。 LOADED - REMASTERED アーティスト: VELVET UNDERGROUND 出版社/メーカー: RHINO 発売日: 2015/10/30 メディア: CD この商品を含むブログを見る 洋楽を…

多孔化を多孔化のまま束ねることの矛盾、悲劇の共同体を超えるためのARは戦争するVRとは違うの?/第一回社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』④ 完

前回エントリはこちら 不可視に浸食する監視と管理、不安定な自我 vs 地域社会 /第一回社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』③ - yozora_kのブログ 社会を確かめる会は、四流色夜空と相原ユキさんが社会学と呼ばれる領域の数多の…

不可視に浸食する監視と管理、不安定な自我 vs 地域社会 /第一回社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』③

前回エントリはこちら ウェブ社会での親密性、見せたい私の承認問題 /第一回社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』② - yozora_kのブログ 社会を確かめる会は、四流色夜空と相原ユキさんが社会学と呼ばれる領域の数多の本の中から…

ウェブ社会での親密性、見せたい私の承認問題 /第一回社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』②

前回エントリはこちら 第一回 社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』① - yozora_kのブログ 社会を確かめる会は、四流色夜空と相原ユキさんが社会学と呼ばれる領域の数多の本の中から、課題図書として一冊選び、それをテーマに据え…

第一回 社会を確かめる会『ウェブ社会のゆくえ 多孔化した現実のなかで』①

社会を確かめる会は、四流色夜空と相原ユキさんが社会学と呼ばれる領域の数多の本の中から、課題図書として一冊選び、それをテーマに据えて雑多にわいわいおしゃべりする、いわば読書会のような会合です。もちろん本の内容に関連してしゃべってますので未読…

『インターネットの神様』発売記念!「問題のある子」全小説レビュー❀

ぼくたちは疲れている。 クラスメイトのカーストや、両親との軋轢や、職場の人間関係や、ぼくたちに何事かを強いてくる様々な標識や、おびただしい情報の群れや、偽善や虚飾や見栄の張り合いや、恋愛の駆け引きや、切迫した経済事情や、わけのわからないやさ…

『ポップ & エンド』通販開始

個人誌が完成しました! 題名は『ポップ & エンド ――四流色夜空作品集 vol.1』 《――これはだれがなんと言おうと、ぼくの孤独の結晶です。》 小説を三作、短歌を六連作収録しております。確定事項ではありませんが、おそらく京都の文学フリマに出店するどこか…

第二十回東京文学フリマ 冊子紹介「Flippant Segment」(通販開始しました!)

第二十回文学フリマ(5/4 月・祝)では「だれにもわからない。」(ブース:C-37)というサークルで『Flippant Segment』という短歌、詩、小説、イラストの超合同誌を頒布します!(価格は500円) →通販開始しました。 五月に頒布した「Flippant Segment」通…

『ただいまサナトリウム』+『僕らのすーぱーいんたーねっと』電子書籍化しました!

文学フリマで頒布した小説合同誌『ただいまサナトリウム』DL版です。紙媒体ではないので値段は売価の700円より安めになっています。 内容は196ページ、10作品+挿絵が入っております。形式は、pdfファイルでzipに圧縮しています。 執筆者は、尾瀬みさき(@sa…

第二回文学フリマ大阪 冊子紹介「ただいまサナトリウム」

第二回大阪文学フリマ(2014.9.14)にて「だれにもわからない。」(ブース:A-19)というサークルで、『ただいまサナトリウム』という小説合同誌を頒布します。(価格は700円) ★残部通販始めました。 詳しくは 「ただいまサナトリウム」通販のお知らせ …

第十七回文学フリマ 冊子紹介「僕らのすーぱーいんたーねっと」

第十七回文学フリマ(11/4 月・祝)では「だれにもわからない。」(ブース:A-11)というサークルで『僕らのすーぱーいんたーねっと』という小説合同誌を頒布します。(価格は500円) 今回は前回に引き続きのメンバーに加え、新たに数人コラムやイラストを描…

大阪文学フリマ 冊子紹介「Lollypop Rainbow」

今回の大阪文フリ(4/14)では、「だれにもわからない。」というサークル(ブース A-13)でLollypop Rainbowという冊子を頒布します。(価格は500円) テーマは虹。各作者に色を設け、それをモチーフにキーワードを設定し、物語をつくってもらいました。それ…